プロフィール

当サイトをご覧いただき、ありがとうございます。
絵葉書の博物館管理人の阿波海 智(あわみ さとし)です。

ここではわずか数年にしか満たないですが、私の絵葉書蒐集遍歴を振り返ってみたいと思います。

◇絵葉書との出会い

大学1、2年生の頃のことです。私はその日吉祥寺にいました。ふと入った古書店で、一枚の絵葉書が目に止まります。

これこそ私が蒐集を始めるきっかけとなった絵葉書です。

当時の私はその色鮮やかさに惹かれるとともに、天守をかたどった絵が面白いと感じました。中学生の頃から城好きの身としては、買わないという選択肢はありません。
1枚で1,000円ほどだったと思います。これ以降も何枚か絵葉書は購入しましたが、奥の深い絵葉書の世界があることなどこの時は知る由もありませんでした。

◇蒐集熱、高まる

絵葉書蒐集に本格的に熱が入り始めるのは、3年になってからです。
私の通っていた大学のキャンパスは神田の近くにあります。
(私の通っていた大学は学部にもよりますが、1~2年と3~4年で通うキャンパスが異なります。)

3年生になってからは、暇さえあれば毎日のように古書店巡りをしました。そしてある古書店で、母校を写した絵葉書を見つけます。
家に帰り調べてみると建築中のニコライ堂の足場から撮られたパノラマ写真(明治20年撮影)にそれらしき校舎が見えます。
それをわざわざ写真に残した先人、またその絵葉書を大切に保管してきた先人がいたおかげで、100年以上前の母校の姿を見ることができるというのは奇跡のように思えました。
絵葉書の持つ史料的価値という魅力にようやく気づいた時でした。

◇絵葉書を求めて海外へ

かくして時は過ぎ、就活を終えて卒業も間近となりました。
記念旅行としてロンドンを訪れましたが、地下駐車場で開かれていたアンティークマーケットで1枚の絵葉書に出会います。
二重橋を写した絵葉書ですが、通常見えるはずの伏見櫓の姿が見当たりません。どうやら修理中のようです。

80代と思しき老紳士からこの絵葉書を含め何枚かを購入しました。
すると、熱心に絵葉書を見ていたからか、家にもまだ絵葉書があるから見にこないかと誘われました。

即座に快諾、翌日ウォータールー駅より電車に乗り、彼の家を訪ねました。彼のコレクションを拝見し、昼には近くにある彼行きつけのパブでビールとポークソテーをご馳走になりました。ここで食べたものは大変美味しかったです。
結局その日も何枚かを購入しましたが生憎持ち合わせがなく、日本に戻ってから銀行振込で支払うという約束をし、最終電車で彼の元を去りました。

帰国後、国際送金がうまく出来ず、何回か手紙のやり取りをしたのは良い思い出です。(笑)この旅を通じて洋の東西・年齢を問わず、人々が繋がりあえる絵葉書の魅力を新たに思い知らされました。

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